ヴァルファッチェンダ   ~「裸のワイン」を造り出すロエロの生産者 ~

Valfaccendaとは「ファチェンダの谷」、ファチェンダ家が長く住み続けるその土地の呼称でもある。当主であるルカ・ファチェンダは1982年生まれ。2017年「ジュリオ・ガンベッリ・アワード」を受賞し一躍脚光を浴びるが、それ以前からイザベル・ルジュロンMWが主催するナチュラル・ワイン・フェア「RAWワイン」などでも高く評価され知る人ぞ知る若き気鋭の生産者といえる存在であった。トリノ大学で醸造学を学んだ後、ジャンフランコ・コルデーロのコンサルタントチームの一員としてイタリア各地のワイナリーをサポートし、2010年曾祖父が所有し父の代に貸借に出していたカナーレの土地の一部借地契約終了に伴い自らのワイン製造を開始する。徐々に戻ってきている家族の畑と、自ら新たに借り増した畑は現在3.5hを有する。
ルカのワインへのポリシーは「土地が生んだその年のブドウがワインになろうとすることにそっと手を添えてあげること」。有機栽培を用い、ブドウの育成具合やその年の気候など、状況に応じて手を添える。そして、素晴らしいワインを造るためのリスクは厭わない。毎年それぞれの区画に合わせた醸造方法を臨機応変に組み合わせ、培養酵母は使わず亜硫酸塩はごく少量の添加に抑える。ルカがこの土地のアルネイズとネッビオーロから造りたいワインは、「一杯飲んで美味しいけど、またもう一杯飲みたくなるワイン」。ストラクチャーに重点を置きすぎたワインにはしたくない。「親しみやすさと上品さ」を兼ね備えたワイン、それこそが真に美味しいロエロのワインであると考える。vino slowなどの影響でナチュラルワインとして評価されることが多いが、本人は自身の造り出すワインを「裸のワイン」と称している。

取り扱いワイン:
Roero Arneis DOCG 2017
Arzigh vino bianco 2015
Roero Arneis DOCG Loreto 2017
Vindabeive
Roero DOCG 2016



《…ルカ・ファチェンダ:1982年生まれ。ヴァルファッチェンダは生まれ育った地名から取った名前。高校時代から醸造学を専攻。トリノ大学にてブドウの栽培及びワイン醸造学の学士を修得。自らのワイナリーを立ち上げる以前はワインコンサルタントとしてピエモンテやシチリア、カラブリアの醸造家たちと共にワイン造りに携わる。休日は友人らと作ったBeiveBenというワインの会でワインテイスティングに勤しんでいる。》


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